
大納会に出席した総理大臣は安倍首相が初めてということで、2014年もバイ・マイ・アベノミクスとぶち上げました。
確かに今のところ悪材料が見つかりません。
日経平均は9連騰でバブル崩壊後の最長タイ記録。5日移動平均線の16108.80を上回り、25日移動平均線の15643.10とのかい離率が4.1%となり、移動平均との乖離から見た過熱感はまだありません。
今年はこの乖離率が⒑%付近になると株価の下落が起こるパターンでした。
25日の証券優遇税制終了に絡む換金売りが終了するとマザーズ、ナスダックの上昇が加速、今年の株式市場も去年同様に上昇途中での終了となりました。
為替のほうもドル/円が105円台を回復し高値を更新、ユーロ/円も145.65円、ポンド/円も173.90円付近、NZランド/円が86円台と高値を更新しています。
豪ドル/円だけは豪ドル下落の影響を受けて10月22日の戻り高値95.65円付近を超えられずに91~94円の高値圏で推移しています。
東京市場が来週までお休みですが、海外市場もリスクオンの流れが続いているので、何か突発的な悪材料がでなければ、この流れは年初も継続するのではないかと思っています。
とはドル/円は5連騰中、週足でいえば9連騰中となり、昨年以降でも週足で見ると最長の上昇期間になっています。
そんな中で気になることといえば世界的な金利の上昇です。
ティーパーリング直後の米朝近畿金利は落ち着いていましたが、米10年債利回りは3.001%と3%台に乗せてきました。ドイツ10年債利回りも1.956%とじわじわと上昇してきています。
日本10年国債利回りは0.735%になり、ティーパーリング前の0.6%付近からは上昇してきています。
株価が上昇すれば債券が売られ長期金利が上昇するというのは教科書通りに動きなのですが、株価上昇は各国中銀の資産買入れ、金融緩和で支えられている側面もあるので、長期金利の上昇がリスクオフの引き金にならないかと、そこだけが気になります。
あとリスクオフになりそうな材料はやはり新興国のマーケットでしょうか。
日銀異次元緩和による12月の国債買い入れ額は6兆8000億円で日銀が4月に異次元緩和を初めて7兆円割れになりました。
12月は取引日が少なかったことと2013年に設定したマネタリーベース拡大目標のめどが立ったことが影響しているようです。
また年明けに国債の入札が相次ぐことでの需給悪化見通しが国債先物下落、長期金利上昇の流れになった材料のようです。
【トレード状況】
◆決済したポジション
なし
◆保有中のポジション

なし
【今後の戦略】
年度末のドル買いの流れとなるのか、やはりドル上昇方向の流れになると思っています。
ドル/円のここから買うのはつらいので、オセアニアの売りでドル買い方向です。
NZランド/米ドル 売り 0.8170~80 ストップ0.8210ドル
≪豪ドル/米ドル 60分足チャート≫

※出所: 岡三アクティブFX取引画面(.NET版取引ツール)
新春らしく、【2014年1月の相場展望と週間売買戦略の立て方】です。
2014年1月の相場展望と、1週間の相場のアイディアや取引の仕方をお話します。
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【2014年1月8日(水)19:30スタート!】

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今年4月から始まったこのブログですか、何とか年を越せそうです。
毎日投資アイディアを書くというのも、なかなか苦しいときあり、手探りのこともありましたが、皆様の激励と岡三さんのスタッフの方の支えで継続できました。
来年も、より良い情報とよりよいアイディアをお届けするようにしますので、よろしくお願いいたします。
※次回の更新は2014年1月6日(月)です。
【今週の重要経済指標】 ※日本時間
31日
23:00(米)10月米ケース・シラー住宅価格指数
2日
24:00(米)12月米サプライマネジメント協会(ISM)
製造業景気指数